Live2Dで使える目の簡単な描き方と4つのポイント

Live2Dで表現するためには、イラストのレイヤー構成を考える必要があります。しかし、どのような構成にすれば良いのか、それこそ答えがいくつもありそうな課題となり、「結局どれが楽なんだ!」となってしまいますね。

今回はキャラクターの「目」を題材に、最適なレイヤー構成とLive2Dでどのように設定するのかを紹介します。参考にしてもらえればと思います。

  1. ポイント:目のレイヤー構成はベスト枚数を選ぶ
  2. ポイント:上瞼睫毛はマツゲに描き、下瞼睫毛はシロメに描く
  3. ポイント:クロメは乗算&白目にクリッピングの設定を行う
  4. ポイント:ライトは加算(発光)設定を行う

ポイント:目のレイヤー構成はベスト枚数を選ぶ

レイヤーは多すぎるとLive2Dでの制作が煩雑化してしまうため、少なく枚数にしましょう。今回は画像のように「ライト」「睫毛(マツゲ)」「黒目(クロメ)」「白目(シロメ)」の4つに絞ります。

「なんか部分的にシロメに下睫毛っぽいものが入っていて変じゃない?」と思いますが、大丈夫です。

ポイント:上瞼睫毛はマツゲに描き、下瞼睫毛はシロメに描く

イラストによっては、上瞼(うわまぶた)に描く一般的にいう”睫毛”を描きますが、下瞼(したまぶた)にも”睫毛”を描く場合があります。しかし、Live2Dでは「白目」「下瞼睫毛」の2つの位置を綺麗に保ったまま、黒目よりも上側で下瞼睫毛を表示する、という処理が困難です。

よって、最初から下側の睫毛は白目に描いておけばOKです。しかし、このままでは黒目で下睫毛が消えて見えるため不自然に見えたままです。

ポイント:クロメは乗算&白目にクリッピングの設定を行う

まずクロメはシロメにクリッピングします。また、ブレンド方式を”乗算”にします。

ポイント:ライトは加算(発光)設定を行う

ライトにはブレンド方式「加算」を選択しましょう。イラスト上で”ぼかし”ている場合は発光しているように見えます。

また、目のライトについては独自にパラメータをつけ、拡縮させてらんらんとした目を表現することもあるため、”目”のグループから離れてずっと上の方に置いておくとLive2Dでも綺麗に見えることがあります。下の方に置いておくと、前髪や影の効果も被せて使っていると暗がってしまっていることに気づかず…などということがあるかもしれません。

今回は以上です。目は表現方法が多いので、ベストな方法見つけていきましょう。